• shohei0204

管理者の待遇面を見直す

私は昨今の多くの賃金制度に違和感を覚えています。


それは、管理者の待遇面が低すぎるということです。


これからの時代、AIの普及により、単純作業はどんどん人間から機械が代わって行うようになります。


組織で働くビジネスマンには、本質を見極める思考力がその人自身の付加価値となり、だれでもできる作業ができたところで、それは評価には値しなくなります。


そのような従業員の思考力強化をテーマにした際、指導する側である管理者の思考力をまずは上げていく必要があります。

そして、管理者の思考力が一定レベルまで上がれば、OJTにより部下に思考力を身につけさせていきます。


上記は思考力強化をテーマにした際の話に限定したものではなく、組織論上、管理者が機能して初めて組織は回り出します。


そのため、本来、管理者への昇格基準は厳しく設定する必要があります。プレーヤー時代に優秀な成績を残したから管理者へ登用するという考え方は間違っています。


そのような厳格な昇格基準をクリアして管理者に登用されるわけです。


相応の待遇があってしかるべきでしょう。


しかし、管理者級の待遇面を紐解くと、基本給は以前より微増、管理者手当数万円プラスであり、当然、残業代はありません。


まったく割に合いません。


だれが管理者をしたいと思うのでしょうか。


若い従業員が将来管理者になりたいと思うでしょうか。


組織は、まず、管理職への昇格基準を厳格に設定し、相応のビジネス力を備えた人間を登用して下さい。


同時に、全体の人件費の原資は崩さず、管理者の待遇がより改善されるように、賃金制度をブラッシュアップして下さい。


さらに言うならば、一度管理職に登用されたものでも、期待される行動が不足しているならば、1年単位で降格の必要性を問うていきます。


組織変革は綺麗ごとでは成しえません。


ステークホルダーの利益(幸せ)を考え、組織の存続を考えるのであれば、賃金制度、評価制度の抜本的な変化が必要だということです。


M&S 石川将平

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